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結果を給料に反映させる企業も=ビジネス=日本語テストに熱心

2007年6月16日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は十日、BJTビジネス日本語能力テスト(日本貿易振興機構)を、同センターで実施した。九十一人の申込者のうち、八十七人が受験。南米での開催地はサンパウロのみであるため、アルゼンチンやマナウスからの受験者もおり、それぞれが勉強の成果を出すべくテストに取り組んだ。
 受験結果を給料に反映させているある進出日本企業からは、十四人が受験。同社の一世の人事担当が会場の見学に訪れた。同氏は「これから一世がいなくなるなかで、意思疎通が難しくなってくる。日本との連絡をとり、日本のビジネス感覚を養ってもらえれば」と、受験者らに期待を込める。
 同センターの丹羽義和事務局長は、今、日本語に関わりながら仕事をしている層と、これから日本語能力を自分のキャリアにしたいとする若い層の、二つがあると分析し、「みんな、真剣でしたよ」とテストの様子を話した。

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