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農業の山本賞=受賞者4氏が決まる=25日に授賞式=今年で40周年の節目

2005年11月9日(水)

 農業分野の貢献者に授与される山本喜誉司賞の選考会が先月二十五日に行われ、四十周年となる今年、四人の受賞者と一人の功労賞受賞者が決まった。
 選考委員の小川彰夫文協副会長は「日系社会は農業から始まった。これからは文協も農業分野でのお手伝いもしていきたい」と話し、小委員会だった選考委員会が今年、委員会に昇格したことも報告した。
 受賞者と受賞理由は次の通り。敬称略。
 【山本賞】
 生田博(モジ)=蔬菜の品種改良と普及。日系人初の農学博士号取得。
 森岡忠夫(ピラール・ド・スール)=アメイシャの着色技術の開発と普及。
 三分一敢司(ブラジリア)=熱帯向けシイタケ栽培の技術と開発。
 栖原郁子(サンパウロ)=農協婦人部連合会を創立に携わり、発展に尽くす。
 【功労賞】
 菊地ルイ(サンパウロ、〇三年に死去)=農業技術研究会(ABETA)で長年、同賞受賞者選考に携わり、会長を務めるなど会の発展に尽力した。
 同賞選考委員会の杓田美代子委員長は「今までの受賞者にもぜひ来て頂き、四十周年を共に祝いたい」と話している。
 授賞式は二十五日午後七時から文協ビル貴賓室で行われる。参加費は三十五レアル。式後、カクテルパーティーが行われる。
 詳しくは文協(電話=11・3208・1755)まで。

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