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大耳小耳

2005年11月10日(木)

 先日創立六十周年の式典を行ったリベイロン・ピーレスの文協は「アギア」と呼ばれている時代があったという。現在の執行部が若かりし頃、柔道や野球チームや青年会の名前を「アギア」(鷲)と名づけ活動していていたことに由来する。彼らが歳を取り、活動する場所が文協になったときも名残があったが、今ではすっかり聞かれなくなったようだ。
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 日伯友好病院が九日、経営審議会を開き、超音波検査の医療機器購入を決めた。フィリップス社の製品(約九万ドル)が最も有力な案だ。ただ新しいモデルが約三年ごとに開発されており、すぐに旧式になってしまう恐れも。世界で最新式は十万五千ドルで、金額的には近いことから、今後具体的な検討を重ねる考え。「最新モデルは欧州で流通しているけど、ブラジルにはまだ入っていない。これを買えば国内初になる」という。
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 二〇〇八年の日本移民百周年を記念して、ブラジルで野球の早慶戦が行われる見通しであることがブラジルの野球連盟関係者の話で明らかになった。また、同年の高校野球・夏の甲子園で八強入りした高校から十八人を選抜して結成される特別チームの来伯のメドもたっているという。こうしてスポーツ関連の事業はスムーズに決まる。日本側と地道に交流を続けている結果だろう。

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