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ニッケイ新聞 2008年8月30日付け

 十一年ぶりとなる高校野球の日本選抜チームが二十八日、ブラジルに到着した。午後の会見では到着数時間後にも関わらず、笑顔で取材に応えていた。また、監督も喜んで取材を受け、終始和やかな雰囲気だった。つい二週間ほど前に行われた早慶戦の時とは全く違った様子で、「今回は変に緊張しなくて楽です」と話す関係者も。
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 日本高校選抜チームの一行には、朝日新聞社から井上明さんも同行してきている。井上さんといえば、一九六九年に行われた第五十一回大会の松山商(愛媛)対三沢(青森)で、春夏通じて初めて、延長十八回、〇対〇の決勝戦引き分け再試合を演じた松山商のエースピッチャー。翌日の再試合を四対三で勝ち、優勝を勝ち取った。コロニアで記憶に残っている人もいるのでは。
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 「僕は世界一のフェミニスト」と沖縄県人会女性フォーラムのあいさつで宣言し、約三百の女性から大喝采を浴びたのは、上原幸啓文協会長。毎週日曜に、亡くなった夫人の墓参りをするようになって三十四年だそうだから、中途半端な宣言ではないだろう。そして日本では家庭の財布は女性が握っているとし、「なぜなら男性は飲んで使ってしまう」と話すとまたまた大きな拍手が起き、笑みの上原会長だった。

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