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祥こう流吟舞会本部20周年=宗家迎え式典と大会

2005年11月15日(火)

 祥こう(水へんに工)流ブラジル吟舞会本部(遠藤祥考理事長)は創立二十周年を記念して、二十日午前十時から文協小講堂で、吟剣詩舞道大会(祥こう流総本部、ブラジル吟剣詩舞連合会後援)を開催する。日本の総本部からは同ブラジル支部を創立した松永悠楓宗家をはじめ諸教師ら慶祝団約三十人が参加、友情出演する。また、鳳昇流家元・恩田鳳昇師(コロンビア専属、国際美学院学院長)も特別出演し、沖縄舞踊を披露する。
 当日は、創立二十周年記念式典も併せて行われる。その後、サンタクルス日語校他の『白虎隊』から演舞が始まり、祥清会、祥展会、祥悦会、祥秀会の四支部が分かれて全部で二十二曲の演技をする。
 午後からは、ブラジルからの友情出演として、三重県人会寿松の会門下生の『まつさきちんとんしゃん音頭』や、長崎県人会、田代寿子門下生による『長崎ぶらぶら節』などが披露される。
 松永宗家は、書道家でもあり、また日本で六ヵ所の老人保健福祉施設を建設している。その関係で、日伯友好病院の建設の手伝いや、ブラジルで行ったチャリティーショーで得た資金を寄付するなど、すでに十回ほど来伯している。
 当日は、松永宗家が率いる総本部教師らが『春風』『合戦川中島』『荒城の月』など八曲を披露する。
 遠藤理事長は「松永宗家の来伯は光栄」。祥清会の本山祥清会長は「詩吟で、歴史も勉強できるから楽しい。最高齢の九十一歳も演技されるので是非みにきて下さい」と呼びかけている。また、同ブラジル支部では松永宗家の福祉活動の影響を受けて集まった会費の一部を憩の園に毎年寄付している。

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