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東西南北

2005年11月19日(土)

 経営危機に陥っている航空会社ヴァリグは、今年一月から九月までの赤字額が七億七八一三万レアルと、前年同期比で一五五%増加。レアル高と航空燃料の高騰が響いた。十六日には二年前から休職状態だったパイロット百人の解雇も決定した。
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 農務省の調査によると、今年になってコーヒーの消費が一日平均一・六四カップと、二年前の一・三カップから増えた。飲まない人は七%。職場で飲む人が増えた上、飲むことを禁じる医師も減少。購入の際価格より品質を重視する消費者が増えたという。
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 十七歳の少年が十七日朝、サンパウロ市南部カンポ・ベーロ区で連続して二台のバスを襲い、乗客や車掌から金品を奪った。一台目の乗客らが近くを通った軍警二人に通報、バスから降りたところを取り押さえようとした軍警らと少年が撃ち合いになり、一人が腹部に被弾し負傷。少年は弁護士の運転する車を奪おうとしてドアを撃ち、貫通した弾に当たって運転者がけが。その後徒歩で逃げようとした少年はもう一人の警官に逮捕された。
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 サンパウロ州道路警察は従来のスピード規制や車検不備、乗り入れ違反ばかりでなく、自動車税(IPVA)の滞納やその他書類の不備も即時に識別する新型レーダーをアニャングエラ、バンデイランテス、ラポウゾ・タヴァーレス、カステロ・ブランコ、アイルトン・セナ、アンシェッタ、イミグランテスの各道路に設置した。罰金の未納や盗難車、クローン車、犯罪に使用された車、エンジンの音に異常がある車なども即時識別。各レーダーから道路警察支所や税務署、保険会社を通し、データバンクに接続される。

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