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大耳小耳

2005年11月25日(金)

 昨日の『大耳小耳』にエストゥダンテ街付近の臭気がひどい、という読者の意見が載せられたことで、「そんなことを書かれたらエストゥダンテ沿いの飲食店は困る」と苦情を受けた。確かに休日明けの朝はごみが散らかってひどい状態のこともあるが、常に異臭がしているわけではない。汚れた道を掃除しているのは商店街の人たち。汚されないようになればいいのだが。
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 リベルダーデ区の出稼ぎ斡旋業者を標的にした恐喝未遂事件が最近数件連続して発生していることが関係者の話からこのほど明らかになった。事務所に電話してきて、「お金を払わなければ殺すぞ」と脅迫するもの。関係者によると、口調などから同一犯との見方もあり、「多分、非日系人ではないか」。出稼ぎ留守家族や帰国したばかりのデカセギが襲われる事件がしょうけつを極める中、今度は斡旋業者までもが狙われている。
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 オーストラリアのさくらんぼ栽培業者が、先年、山形県内でさくらんぼの枝を折り、無断で持ち帰り、接ぎ木した。その品種は本場・山形が誇る「紅秀峰」、山形県が品種登録をしていた。県は、手をこまねいていず、早速業者を告訴した。オーストラリアは気候が栽培に適しているのだろう。だから、盗む。ブラジルが栽培適地なら、なんとかして、枝を手に入れようとする日系篤農家がいるはず。

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