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大耳小耳

2007年3月23日付け

 援協は福祉センター建設予定地であるサンパウロ市リベルダーデ区のファグンデス街の土地を今月はじめから、駐車場の管理会社に貸し出した。これにより毎月七千二百レアルかかっていた警備費と家屋税が浮くほか、新たに貸し出し料として千二百レアルの収入が見込めるとか。期間はセンター建設開始までとのこと。ムダをなくして収入を得るナイスアイディアといえそうだ。
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 昨年入植八十周年を迎えた第二アリアンサ鳥取村。七月の式典には鳥取県からも県、議会関係者など多数の慶祝団が訪れた。このとき記念事業として作られたのが、移住地中心部の自治会館に隣接する屋根。鳥取県と移住地が半額ずつを負担したものだ。落成当初は屋根だけで地面はむき出しだったが、このほど帰国した県派遣教師の谷口さんによれば、その後、壁と床が〃増築〃されたという。今回は全ての費用を移住地がまかなった。うどん会などを開いて資金を捻出したそうだ。
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 共同通信によれば、米州開発銀行(IDB)のまとめで、中南米・カリブ地域からの移民が本国に送金した総額が〇六年に約六百二十三億ドルに上ったという。最も多いのはメキシコで二百三十億ドル。ブラジルからの移民の本国送金額は七十四億ドルだった。

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