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ブラジルのファンに感謝=兵庫県人会へグッズ300点=阪神

2005年11月29日(火)

 今季リーグ優勝した阪神タイガースから、ブラジル兵庫県人会(尾西貞夫会長)あてに、サイン色紙やグッズ約三百点が送られることになった。
 優勝時に尾西会長を中心にリベルダーデ広場で「阪神優勝おめでとう」の横断幕を掲げるなど、喜びに沸いた。
 この熱烈な応援に球団は「ぜひ感謝の意を表したい」と、記念品の贈呈を決めた。県が仲介し約一週間後には届く予定だという。
 球団がこれを知ったのは井戸敏三兵庫県知事が十月二十一日に行った日本シリーズの始球式。県の担当者がブラジルでの応援振りが掲載された神戸新聞を球団側に見せた。
 同紙によると、「兵庫県庁阪神タイガースの会」副会長の井筒紳一郎理事は「球団側も『そんな遠くから応援してくれているとは』と感激していた。県人会の皆さんにさっそく伝えたい」と話していたという。
 この知らせは、昨日二十八日午前、県から尾西会長へファックスで送られてきた。そこには岡田監督をはじめ、金本、今岡、赤星選手ら十二人が寄せ書きした縦四十五センチ、横五十三センチの大型サイン色紙二枚と、ハンカチ、ピンバッチ、選手の人形各百点が送られる旨が書かれていた。 二十五日に県庁に届いた。このような形で球団からブラジルへ記念品が贈呈されることは初めてだという。
 「三百点とは凄いね。こんなことめったにない。県にお礼しないと」と感激を隠せない様子だった。
 また以前、戦後五十周年記念式典に来伯した藤本和弘兵庫県副知事に対し、日本シリーズで優勝した際は、選手に一筆貰うことを要請していた。「これがきいたのかもね。ありがとうございます」と感謝の意を表した。
 記念品が届き次第、阪神ファンを集めて配布する予定だという。



 

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