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熱気溢れた全伯剣道選手権=聖市=国内9州から350人出場=文協が団体・個人を制覇

ニッケイ新聞 2010年7月23日付け

 第28回全伯剣道選手権大会(成人)が17、18両日、聖市のベビ・バリオーニ総合体育館で開催され、ブラジル各地から集結した350人の剣士が個人戦、団体戦の各部門で熱戦を繰り広げた。ブラジル剣道連盟(CBK、児島修徳会長)団体最強を決める三段以上の部は、聖市の文協チームがロンドリーナを破り優勝。大会ではまた、剣道普及への貢献を称え、山田法夫レナットさん、竹内タエコさんにブラジル剣道の草分けの名を冠した「菊池英二賞」が贈られた。

 大会には聖市・近郊をはじめ、パラー、レシフェ、クイアバ、ブラジリア、タグアチンガ、ミナス、ビトリア、リオ、サンタカタリーナ、聖州バウルー、サンカルロスなど全国から33団体が参加した。
 団体戦三段以上の部で優勝した文協チームは、準決勝で昨年敗れた三重チームに雪辱し、決勝でロンドリーナに勝利した。
 同チームの佐藤丈司選手は「全伯大会のレベルは年々高くなっている。一つ一つの試合が厳しい対戦だった」と振り返る。
 個人戦男子三段以上は、団体戦も制した文協チームの立花ビットル・ゼン・モラエス選手(27)が優勝。7歳ごろから剣道を続けているという立花選手は、「大事なのは練習を続けること」と話した。
 女子個人の二段以上を制した尾中美和エルザミさん(30、サンタカタリーナ)は同部門4度目の優勝。「ブラジル女子剣道は年々質が上がってきている。すべての対戦相手が強敵でした」と語った。
 大会結果は次の通り。(順に1位から3位、カッコ内はチーム名、敬称略)
▼女子個人戦【段外・初段】=松尾ルリカ・カブリエラ(三重)、中田サユミ・タイース(バウルー)、木村ミチエ・カレン(三重)、【二段以上】=尾中美和エルザミ(サンタカタリーナ)、戸井田リエ・クリスチアーネ(聖武館)、本多泉美(サンタカタリーナ)。▼男子個人戦【段外】北村メグミ・グラシアーノ(ブラジリア)、ジョアン・マヌエル・テイシェイラ(ブラジリア)、金城マサアキ・エメルソン(バウルー)、【初・二段】=松岡ダニエル・ドス・サントス(福博)、長屋ユウタ・ダン(三重)、木村ユキオ・ロドリゴ(福博)、【三段以上】=立花ビットル・ゼン・モレーノ(文協)、高山マスミ・アルベルト(三重)、高橋カズノリ(三重)。▼男女【個人・50歳以上】=石橋弘善(スザノ)、浦野サトシ(国士舘)、戸井田クンジ・ネルソン(聖武館)。▼団体【初・二段】=福博、ロンドリーナ、スザノ、【三段以上】文協、ロンドリーナ、三重。

剣道=北京の世界武道大会に=ラーモスの尾中兄妹出場

 9月に中国・北京で開催される世界第1回武術格闘競技大会「SportAccord Combat Games」に、伯国剣道の代表として尾中栄作エルネストさん(31)、美和さん兄妹が出場することが決まった。
 ブラジル剣道連盟が推薦し、国際剣道連盟が認めたもの。「感謝しています」と二人は喜ぶ。
 サンタカタリーナ州ラーモス移住地出身の同兄弟。二人は一昨年の全伯選手権でそれぞれ、男子個人、女子個人戦を制覇。美和さんは今年の大会でも女子個人戦を制したが、栄作さんは残念ながら敗退した。
 北京の大会では日本と対戦する見込みという。美和さんは「難しいけど、(勝つのは)不可能じゃないと思う」と意気込みを語った。

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