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東西南北

2005年12月02日(金)

 ビンゴCPIはパロッシ財務相の個人秘書、リベイロンプレット市長時代の側近三人、企業家との対審を六日に実施することにした。連邦経済金庫とGtech社の宝くじ販売契約更新をめぐる矛盾点をあぶり出すのが目的という。
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 中銀汚職疑惑を追いかける記者らの取材先の情報開示を求める検察官に対し、PFL下議は三十日、報道の自由に対する侵害であり同検察官を処罰するよう検察審議会に働きかけると表明。
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 連邦警察は二十九日、ミナス・ジェライス州南部の五市で伝道活動を行うイエスの福音教団指導者二人をマネーロンダリングの容疑で摘発した。ヴァルジニャ署のプジョル署長は、教団が一〇〇〇万レアルを投じて農場五カ所を購入、取引価格を偽って登録したという。不動産購入に隠れた不正取引を行ったと連警はみている。農場には八百人が生活し住宅の衛生環境が良くないこと、職員の勤務条件が労働法に抵触することも指導者に指摘した。
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 マト・グロッソ・ド・スル州議会は三十日、州知事が賛成していた、パンタナル周辺地域にアルコール工場建設計画を認める条例案を賛成四、反対十七で否決した。環境団体は勝利を祝い、建設に抗議し焼身自殺した活動家の妻は、夫の死がムダでなかったと目に涙を浮かべた。
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 サンパウロ市市警の警部が不正蓄財、脱税、資金洗浄の疑いで検察、監察局そして財務局に捜査されている。農場にホテルを持つ警部は積荷強盗の押収品を横流ししたとみられるが、本人は宝くじに十七回、メガセナに七回当たったと弁解した。メガセナに当たる確率はわずか五千万分の一。

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