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8時間の座禅も=非日系目立つ成道会

2005年12月09日(金)

 曹洞宗両大本山南米別院佛心寺(采川道昭総監)では十一日午前十一時から正午まで、お釈迦様が悟りをひらいた日を記念した成道会を催す。
 同時に、その月に亡くなった人を供養する月忌も行う。亡くなった日と戒名(俗名でも可)があればできる。その後、一品持ち寄りのお昼ごはんとなる。
 同日から十七日までは、成道会の摂心(座禅)も行われ、連日朝六時から夜八時まで、八時間の座禅をする。最終日は午前三時まで。
 アルゼンチンやパラナ州からの参加者も予定されており、九割は非日系だという。
 半田慈照さんは「雰囲気を味わいたい人は、ぜひ参加してみてください」と勧める。ただし、まったくの初心者には難しいよう。
 共に来社した安部朋樹さん(ほうじゅ、35、山形)は二日に初来伯したばかり。「静から山奥から来たのでサンパウロは車も多い、にぎやかな所」との印象を抱いたという。「縁を大切にし、人脈を広げていきたい」との抱負を語った。

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