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老ク連、役員会員忘年会=岡村さんのドキュメンタリー作品を鑑賞

2005年12月20日(火)

 ブラジル日系老人クラブ連合会(重岡康人会長)は、十六日午後十二時から同会福祉センターサロンで恒例の忘年会を開催した。役員、会員、イタペチニンガ、モジ・ダス・クルーゼスなどの支部代表者あわせて約七十人が出席。記録映像作家・岡村淳さんの「六十年目の東京物語~ブラジル移民女性の里帰り~」も鑑賞し、楽しいひと時を過ごした。
 先日放映されたNHKドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙」のストーリーが自作映像作品の根幹部分と酷似していることで話題になった「六十年目の東京物語~ブラジル移民女性の里帰り~」。このドキュメンタリー映画のモデルとなった森下妙子さんは、老ク連の会員であったことから、会員から「話題になっているし、見てみたい」との声があがり、今回鑑賞することになった。これは一九九六年に東京メトロポリタンテレビジョンで放映されたもの。森下さんは当時八十歳で生き別れとなった姉と六十年ぶりの再会を果たした。
 岡村さんは「憧れの老ク連で自分の作品を見ていただいて嬉しい。今後ともみなさんと一緒にブラジルで生活させていただきながら、それを記録し、日本に伝えていきたい」と挨拶した。
 最後に重岡会長は「一年間支援してくださった方に感謝します。来年からは会員を増やして、どんどん老ク連のことをアピールしていきたい」と意気込みを語った。

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