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日本館で「子供祭り」=端午の節句とひなまつり

2006年5月4日(木)

 文協の新事業「子供祭り」が今月六日から二十八日(月、火、木曜日を除く)の約三週間にわたり、イビラプエラ公園の日本館で開催される。
 「やじろべえ」「姫ダルマ」などといった日本の伝統玩具や着物を中心に展示、凧や盆栽、座禅、生け花など日本文化全般にわたるワークショップも予定している。会場となる日本館上空には、十四匹の鯉のぼりが空に泳ぐ。
 「端午の節句、雛祭りといった日本の子供の日を理解してもらえれば」と話す日本館運営委員会の太田レオ委員長。会場説明にも力を入れ、カブトやひな壇も飾る。
 昨年の文協創立五十周年事業の一環として実施された「おもちゃの日」が好評を博したことから、今回のイベントに繋がった。在サンパウロ総領事館の協力を得て、文協の継続事業として実施していく考えだ。
 日本館建設当時を知る原沢和夫、伊藤誠施両副委員長は、「当時は日本文化を見ることの出来る施設は日本館だけだった」と半世紀を振り返る。
 「子供の頃から日本文化に触れてもらえれば。見て、聞いて、感じるイベントになると思う」と多くの来場を呼びかけている。
 イナウグラソンは五日午後六時半から、子供たちによる和太鼓と琴の演奏のもと、カクテルパーティー形式で行われる。
 詳しくは文協事務局(電話=11・3208・1755)まで。

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