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老ク年末助け合い運動=1万レ余施設に贈る

2005年12月24日(土)

 [ロンドリーナ]当地在住、柔道の岡野義博さんへのロンドリーナ名誉市民権授与式が、去る十一月四日、市議会で行われた。家族、親族、友人、知人らが出席、栄誉を祝った。
 国歌吹奏のあと。推薦者の金城ロベルト市議が岡野さんの功績を説明した。岡野さんは五五年から五十年間、一筋、柔道家の育成に努めてきた。教え子から多くの柔道大会の優勝者が出た。「誠実」と「心身・技能を鍛えることを重視した指導」が高評価されたとされる。
 岡野さんは「当地では、柔道家として初めての名誉市民権。これまで受けたどの賞より名誉だと受け止めている。市民から理解されたことが嬉しい」と謝辞を述べた。
 祝辞は、友人代表の高原健太郎さん、生徒代表の品川アウリオさん、家族代表のヴィウマ・リベイロさん。生徒代表が白帯、黒帯、紅白帯、柔道着を献上する儀式が行われた。
 岡野さんは、父義之さん(大阪出身)、母きくえさん(奈良出身)の長男。幼少のころから苦学の連続で、七五年ロンドリーナ綜合大学体育科を卒業。七八年から二年間天理大学留学。同大学体育学科の修士学位を持っている。現在、八段位の名誉段位者、カントリークラブで指導を行っている。
(中川芳則通信員)

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