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聖南西でお話学習発表会=日本語学校7校が参加=40人がいきいきと発表

ニッケイ新聞 2011年11月8日付け

 聖南西教育研究会(渡辺久洋会長)主催の聖南西お話学習発表会が、10月30日、ピエダーデ文化体育協会の会館で行われた。同地区のイビウーナ、ピエダーデ、ソロカーバ、ピラール・ド・スール、コロニア・ピニャール、カッポン・ボニート、レジストロの7つの日本語学校が参加し、会場には生徒、保護者ら約200人が集まった。会場には各校が授業で制作した絵や毛筆、工作などの作品が展示された。

 開会式で渡辺会長は、「日本語学校の活動がたくさんつまった特別な日。他校の生徒と交流して楽しい1日に」と挨拶した。午前のお話の部では、各学校から選ばれた7〜17歳の代表者40人が発表を行った。
 数年前は日本語力の低下に伴い既存のお話を覚えて発表する生徒が多かったものの、現在は聖南西作文コンクールや授業で書いた自作の作文をもとに発表する生徒がほとんど。
 前半は家族や友達をテーマにしたものが多く、気張らず子供らしい内容となっており、緊張しながらも堂々とした発表を見せた。 後半は自分の体験を踏まえて気持ちや考えを述べている発表が多くみられ、イビウーナ日本語学校のしらはた白旗しずえさん(16)は、大会新記録を目指していた全伯陸上大会で肉離れを起こしてしまった時の悔しさや心情を話した。
 ピラール・ド・スール日本語学校の武安洋一君(15)は、日本語学校で人として大切な多くのことを学んだと話し、教師、親、文協、友達への感謝の気持ちを発表した。
 コロニア・ピニャール日本語モデル校のいちかわ市川たか多加お雄君(15)は、「僕が、私だったら・・・」という題名で、女性の行動に対する疑問を男の視点で鋭くとらえ、ところどころ女性を演じながらユーモアに語り、会場を笑いで包んだ。
 他にも、日本から帰国したばかりの奥田みつえさん(16、ピラール・ド・スール日本語学校)が「夢探し」、ささだ笹田ひ灯で出お老君(14、カッポン・ボニート日本語学校)が「いじめ」、広瀬亜佐美さん(16、コロニア・ピニャール日本語モデル校)が「日本の震災からブラジルが学ぶこと」など様々なテーマで発表を行い、来場者は個性豊かな発表をじっくりと聞いた。
 学校代表全員の発表後、先月聖市で行われた第5回弁論大会で優勝したあぶのしずお鐙野獅珠雄君(16)のスピーチが披露された。
 あぶの鐙野君と広瀬さんは今月12日にブラジリアで行われる全伯スピーチコンテストにサンパウロ代表として参加する。聖南西文化体育連盟の豊田一夫教育部長は、「2人の代表がこの地区から出るのは初めて」と同地区のレベルの高さに感嘆の声を上げた。
 「日本語学校で何年も勉強を頑張ってきた努力が実を結んだ。選ばれた2人が特別なのではなく、ここにいる誰にでも可能性がある。2人を目標、励みとしてこれからも頑張ってほしい」と教師たちは話した。
 午後の出し物の部で笛、合奏、コーラス、踊り、劇など11の出し物が披露された後、お話の部の表彰があり賞状と記念品が贈られ、8月に行われた聖南西作文コンクールの学校代表者の表彰も行われた。
 また当日は、その作文コンクールの全作品を掲載した作文集「みらい」が各学校に配布された。
 最後には全教師による出し物「おどるポンポコリン」があった。この日急きょすることが決まったのだが、仮装した教師全員が舞台に上がり音楽に合わせて踊り、普段は見られない先生達の姿に少し驚きながらも、子供達は大喜びだった。

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