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ブラジル代表2人が本戦進出=国際将棋フェスティバル予選=前回優勝の米国・富田さん下し

 日本将棋連盟主催「国際将棋フェスティバル2021 第8回国際将棋トーナメントオンラインVer」の南北アメリカ大陸予選が8月21日、国際将棋対戦サイト「81DOJO」で行われた。両大陸6カ国から8人が参加し、浜公志郎(ブラジル)、バンノ・ユウジ(アメリカ)、ニコラス・ジュン・カマダ・デ・トレド(ブラジル)さんが10月15~17日に行われる本戦への出場を決めた。

 同大会は、将棋の国際的な普及発展を目指し、1999年に始められ、3年ごとに開催されてきた。例年は世界各地から代表選手を日本に招待して行なわれていたが、コロナ禍のため初のオンライン開催となった。
 今大会には全世界36の国と地域から40人が参加。参加資格は当該国又は地域の国籍を所有し、日本将棋連盟支部又はそれに準ずる団体から推薦を受けている者。
 南北アメリカ大陸予選には、競技者の多い米国と伯国から2人、コロンビア、グアテマラ、カナダ、ペルーから各国1人の計8人が参加した。予選は4人ずつのA、Bトーナメントに別れて行われ、各トーナメント優勝者と三位決定戦勝利者が本戦へ進む。試合は持ち時間10分秒読み30秒ルールで行われた。 

第72回全伯名人戦で優勝した時の浜公志郎さん(左から2番目、2019年)

第72回全伯名人戦で優勝した時の浜公志郎さん(左から2番目、2019年)

ブラジル代表の浜さん(33、二世)は9歳で父親から将棋を教わり、熱中。サンパウロ市で行われる将棋大会などに参加し、腕を磨いた。2019年にはブラジル将棋連盟主催「第72回全伯名人戦」で優勝し、第七十二代全伯名人となった。
 Aトーナメントに割り当てられた浜さんは初戦、ペルー代表のダンテ・アクーニャさんと対戦し、127手で勝利。続く決勝戦では第7回国際将棋フェスティバル優勝者の米国代表の富田桂次さんと対戦。81手で富田さんの時間切れにより勝利した。試合後、「決勝戦は序盤に押し込まれ、とても厳しかった。本戦でも頑張りたい」と語った。

ニコラスさん

ニコラスさん

 ニコラスさん(24、三世)は、子供の頃、日系の母方の祖父から将棋を教わり興味を持ち、チェスのグランドマスター位を持つ父のジェームス・マン・デ・トレドさんと共に将棋の勉強を始めた。今では「81DOJO」で五段の腕前となった。
 Bトーナメントに割り当てられたニコラスさんは初戦、コロンビア代表のハンス・バイールさんと対戦し、205手で勝利。続く決勝戦では米国代表のバンノさんに144手で敗れ、3位決定戦で富田さんに勝利し、本戦出場を決めた。
 試合後、「富田さんに勝てるとは思っていなかった。緩手を逃さず逆転できたのは幸運だった。本戦に向けてしっかり準備をしていきたい」と語った。

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