fbpx
ホーム | コラム | 樹海 | コラム 樹海

コラム 樹海

 若い姉妹をペテイナイフで刺し殺した22歳の男は「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血が見たくなった」と自供したという。男は5年前の2000年に金属バットで実の母を撲殺している。その殴打して親を殺したときの「感覚」が忘れられないと語るのだから―恐ろしい。殺された明日香さんと妹の千妃路さんは4ヶ所も5ヶ所も鋭い刃物で刺されていた▼一方には、自分が産んだ乳幼児を窒息死させ押し入れに遺棄し白骨化させた母もいる。しかも、1人だけではない。次ぎから次と4人をも殺害したのだから驚く。我が子を―である。犯人の山本利美は49歳。実母を撲殺し姉妹を刺殺した山地悠紀夫。両人ともすでに人間ではない。いたいけな子を猥褻がらみで平然と殺し反省の色もない夜叉悪鬼もいる。事の重大さに文科省は、こうした事件の防止に取り組もうと予算を大幅に増額し警察や父兄・教師との連絡を蜜にする▼登下校には路線バスの利用や父兄が付き添っての通学もあるらしい。地域によっては集団通学も検討しているようだが、兎にも角にも治安の悪化が目立つ。困った事には、こうした犯罪者に「申し訳ない」の感情が希薄なのである。そうでなければ「人の血が見たい」の自供などあるはずがない。何かが狂っている。正常さを欠く▼戦後の日本人は自由になり強くはなったが、余りにも放縦になり好き勝手へと走り大切な「徳」や「躾」を忘れてしまった。そんな責任の伴わない自由など何処にもありはしない。そんなツケが、今ごろになって現れたのではないか。(遯)

05/12/24

image_print

こちらの記事もどうぞ