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農協活性化を推進=今年も「南米規模」のセミナー

2006年1月24日(火)

 第六回日系農協活性化セミナー(JICAサンパウロ支所、ブラジル農業拓殖協同組合中央会共催)の開講式が二十三日午前八時からニッケイ・パラセホテルで盛大に開催された。ブラジル、ボリビア、パラグアイ三国から農業組合十八団体代表者が一堂に会し、二十七日までの一週間にわたって行われる。
 はじめに、共催者を代表して石橋隆介次長が「一週間という長丁場。健康管理に気をつけて意見交換をしていきましょう」とあいさつ。
 近藤四郎ブラジル農拓協会長は「南米各国からたくさんの方々に集まっていただいて感謝したい。みなさん一人ひとりが南米農業の情報の宝。心を開きあって交流を深め、この一週間で何かをつかんで帰りたい」とこのセミナーに対する意気込みを語った。また、今年から開始された「JICA日系婦人農業研修」についても触れ、「セミナーのアフターケアとしてこのような研修が行われることになった。婦人部もふくめて農協活動は地域的に重要な役割を果たしている。南米は輸出大国。今後、さらに農協の重要性が問われることになる」と話した。
 在サンパウロ日本国総領事館の山口克己領事は、今回で三度目の出席。「ブラジルは今年、レアル高や干ばつなど農業にとって厳しい年だったが、このような状況でも貿易黒字を打ち出し、成長していける国だと思う」とし、同時にブランド形成力が弱いという問題点を指摘した。「例えば、日本で飲まれているオレンジジュースの八割はブラジル産。しかし、この事実はほとんど認識されていない。もっとアピールしていくことが今後の課題だと思います」と述べた。
 日系農業協同組合中央会の内山新一副会長は、宮田勇・全国農業協同組合中央会会長の祝辞を代読。JAグループと、南米の日系農協交流のきっかけについて読み上げ、「昨年のコチア青年移住五十周年記念式典に出席しましたが、コチア青年とその二、三世の方々が、ブラジルの大地にしっかりと根をおろし、農業のみならず、政治・司法・経済などの各界でご活躍されていることに感激いたしました。このセミナーで南米農協発展のために一層の努力をされることを期待します」とのメッセージを発表した。
 出席者の紹介も行われ、各農協団体の概況、現状、課題などを発表した。
 今後のスケジュールとしては、二十四日にイハラブラス農薬会社の二宮邦和社長による講演「AGRIBUSINESSの紹介と運営」(午前九時から十時半)、益田照夫氏による講演「私の農業経営」(午後二時から五時半)。二十五日、二十六日は主に分科会が予定されている。二十七日には、ピラール・ド・スルの森岡農場(森岡忠夫農場主)を訪問し、果実栽培、牧畜など複合経営の実践例を視察する。午前六時ニッケイ・パラセホテル出発、午後七時半帰着予定。

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