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「高齢者介護」の相談会=救済会=来月からシニア・ダンスも取入れ=文協ビル内で、参加無料=専門家招いて本格化

2006年1月28日(土)

 救済会(左近寿一会長)が二月二日から、高齢者介護を支援するための相談会「Grupo de Apoio ao Cuidador “Ikoi-no-Sono”」を始める。昨年にスタートさせた事業。今年は、悩みの相談を受け付けるだけでなく、専門家の講演やシニア・ダンスなどを取り入れ、内容を充実化させていきたい考え。
 在宅介護のノウハウをリベルダーデ近くでも、伝授してほしいという要望に応えて、このグループが立ち上げられた。
 毎月第一木曜日午後二時~午後四時まで、文協ビル四階(サンパウロ市リベルダーデ区サンジョアキン街381番)の同会会議室で、実際に介護に当たっている人の疑問を聞き、心理士の中川クララさんが解決策やアドバイスを授けている。サンパウロ市内だけではなく、地方からの参加もある。参加費は無料だ。
 昨年はどちらかといえば、試験的な意味があった。今年から、本格化させていく見込み。医師、栄養士、看護士、物理療法士などを招いて講演してもらう予定。頭と体の運動のため、シニア・ダンスも教える。木多ナジーラ事務局長は「参加している人の質をもっと、向上させたい」と話す。
 シニア・ダンスはコロニアに、広く普及させるために、定期総会で承認されれば、教室を新設する計画だ。同事務局長は「何かを覚えるというのは、とてもよいこと。集中力を高めるし、座ったままできるので、足が不自由な人も楽しめます」と力説する。
 月に一回からスタートさせ、軌道に乗ったら月に二回に増やす。
 「Grupo de Apoio ao Cuidador “Ikoi-no-Sono”」の日程は次の通り。二月二日、三月二日、四月六日、五月四日、六月一日、七月六日、八月三日、九月十四日、十月五日、十一月九日、十二月七日。
 グアルーリョス市の憩の園で実施している、在宅介護の講習会は三月八日から。毎週水曜日午後一時~午後四時までで、三カ月間授業があり、終了証書ももらえる。受講費は無料。
 問い合わせ電話番号=11・3208・7248/3209・0215。

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