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移民との交流で感銘=サンパウロ日本人学校=中学部生徒が体験学習

2006年1月28日(土)

 サンパウロ日本人学校(志佐光正校長)は、十八、十九日の二日間にわたり「中学部職場体験学習」を行った。今年で七回目。一、二年生あわせた二十七人がソニー、獣医、幼稚園などの受け入れ先十一企業で各自、研修をした。
 同体験学習は、「実際に職場を体験することにより、働くことの大切さ・尊さを学び、将来の職業について考えるきっかけとする」「様々な人々との触れ合いによって、人との接し方を学ぶ」ことを目的に行われている。今年の中学部のテーマは「ブラジルの中の日系社会」。去年は「環境」だったが、移民百周年が近づいているためテーマを変更した。
 ニッケイ新聞社で研修をした荒井省吾くん(14、千葉県出身)と村上舞花さん(12、埼玉県出身)は、文協など各日系団体の見学や、ブラジル日系老人クラブ連合会で移民の体験談を聞くなどの体験学習をした。また、岐阜県人会では山田彦次会長に話を聞いた。
 国際交流基金日本文化センターが主催した「リベルダーデ・オリエンテーリング」の取材同行では、各地方から集まった日本語を学ぶ学生に「なぜ日本語を学ぼうと思ったのか」「オリエンテーリングに参加してどうだったか」などのインタビューをしていた。
 研修を終えて、荒井くんは「移民の人たちから、実際の話を聞くことができてその人たちの苦労してきたこと、積み上げてきた物が少しでもわかった気がした」。村上さんも「私たち、学校に行くのがめんどくさいって言ってるけど、昔の人は通いたくても通えないときがあった。だからもっと学校に行けることを大切にしようと思った」など、移民との交流で感銘を受けたことが多かったようだ。
 また、「いつも車で移動だし、こんなに町を歩いたのは初めて」などの感想も話していた。
 コーディネーターを務めた斉藤学教師は「やはり今は、安全面を強化しているので、なかなか外を出歩けないけど、将来この体験を受けてブラジルを一生懸命歩いてくれれば」。志佐校長は「生徒にとっても非常に貴重な体験になると思う。受け入れてくださった十一の企業のみなさまには本当に、お世話になりました」と感謝の気持ちを表した。

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