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東西南北

2006年2月1日(水)

 TVレコルジの俳優アンドレー・セガッチさんとレオナルド・ヴィエイラさんが三十日、リオのレクレイオでドラマ「プロヴァ・デ・アモール」の撮影を終え、帰還のため会社のバスに乗るところを不審な男に殴られ怪我をした。事件は海岸での撮影を終え二人が、帰りのバスへ向かって歩いていた。突然反対側から来た乗用車が、二人に接触。二人は不注意な車の運転手を咎めた。車は急に引き返し、アンドレーさんの足に打撲症を負わせた。男は車を止め下りると、レオナルドさんに近づき顔面を殴った。
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 サンパウロ市からピアウイ州テレジーナ市へ向かう仕入れ業者のバスが二十九日夜、ミナス州とゴイアス州境のコルンバイバ市付近の幹線道路でカーブを曲りきれず深い谷底へ転落した。乗客四十九人のうち、十二人が死亡。事故は大型トラックが突然、バスの前へ飛び込み進路を遮ったため。バスの運転手は、前方のトラックを避けようとハンドルをきったところ、脇のがけ下へ落ちた。現場に雨は降っておらず、人的ミスと見られる。
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 少年院勤務の職員九千八百人のうち、千六百人が精神に異常をきたしたとして治療休暇を願い出ている。少年院のジアネーラ所長は社会保障院(INSS)が安易な治療許可を出すので、精神の異常は口実で院内での不正行為発覚が原因とみている。職員は、ほとぼりが冷めるまで休暇をとるらしい。このうち三百人は、二年以上も治療休暇で休職中。五百七十人は復職するなり再度、治療休暇を申請。また検察局にも収容者と職員の馴れ合い関係の実態調査を依頼した。
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 生地の製造販売を営むレバノン人のE・L・Eさん(七二歳)はブラス区の店を出たところを拉致された。グアルーリョス市コカイアの隠れ家から三十日、十九日振りに解放された。被害者は幽閉中、犯人らは家族との連絡法を指導したが、いうことを聞かないと再々殴られた。結局身代金百万レアルは、取れなかったようだ。事件を計画したのは工場の元電気工と割り出し、自宅で逮捕。他二人も元使用人、隠れ家で射殺された。

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