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青年隊協会=総会で牧会長再選=50周年に向け体制固め

2006年2月11日(土)

 南米産業開発青年隊協会(牧晃一郎会長)の定期総会が一月十五日午前に秋田県人会館で行われ、九月三日に予定する創立五十周年記念大会に向けて体制を固めた。役員改選では牧会長が再選し、早川量通第一副会長、曽我義成第二副会長、堤陽一郎第三副会長がそれぞれ選任された。
 九月の創立五十周年記念大会は文協の大小両講堂を使って、盛大に挙行する計画だ。当日はユバ農場によるバレエ公演が目玉となる。その他、日本から二十人程度の慶祝団もくる見込み。
 今後、実行委員長や大会委員長を早急に決めるなど、牧会長は「体制固めを進める。とにかく式典まで精一杯努めたい」との意気込みを語った。同時に、五十周年記念誌編纂も検討している。
 昨年、下元健吉氏の胸像を巡っていさかいがあり、最終的にはコチア市にある州立学校へ寄贈した同協会。同校とのつながりを深めるため、昨年十二月十日に同校と会合を持ち、これから毎年、「優秀な卒業生三人にポ語辞書を贈る」「定期的に胸像の周囲を手入れする」などを決めた。「大会には学校の先生や、下元家にも招待状を送るつもりです」と牧会長。
 同協会の会員は全部で三百二十六人いるが、帰国・死亡者もいるため、名簿上では二百人程度となっているという。

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