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2006年2月24日(金)

 今年十月十一日から十五日まで、沖縄県で世界のウチナーンチュ大会が開かれる。これに合わせてNHKが、大会開催中の十月十五日に宜野湾市で「NHKのど自慢」の公開放送を行うようだ。世界各国の県系人が集まる時機での開催。海外での実施は期待薄になってきているが、こちらは国際色豊かなのど自慢になるかも。
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 ポンペイアの西村農工校の〇六年度入試合格者(二十五期生)は四十六人であった。うち日系人はぐっと減って五人、一一・一%。比べてもどうしようもないが、ブラジルの全農業者に占める日系農業者の比率より、若干高い。「日系人がつくった学校なのに」などと言う人はもちろんいない。生徒の出身地は外国と全伯に広がり、西村俊治校主としては、二十五年前描いた通りになってきたのではないか。厳しい校則に耐えて、四十六人のうち何人が晴れて卒業できるのだろうか。
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 既報の通り、日本の厚生労働省がアガリクスの「抗がん力」を検証する。ブラジルの生産者らに、動揺が広がるかもしれない。医薬品としての効果が実証されなければ、商品価値がぐんと落ちると懸念されているからだ。「ブラジル産の茸を日本の食品分析センターに持ち込んで、せめて食品の安全に問題がないことが証明されれば」と関係者。大手の日本への働きかけが期待されているという。
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 先週、総入場者数が一万人を超えた水曜シネマ。みんな見逃したくないとあって、「時間が早すぎる」との声が多かった。そこで、三月一日に上映予定のカーニバル二本立てスペシャルから、昼〇時半からの上映を三十分延ばし、午後一時からに変更となった。ゆっくりお昼を食べてお出かけください。

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