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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年1月13日付け

 昨年十一月、デカセギが多く住む浜松市で、ホームレスの七十歳の女性が栄養失調で死亡するという事件があった。その女性は四日間何も食べておらず、救急車で市役所社会福祉課へ運ばれが、敷地内の路上に寝かされたまま息絶えた。その胸には、職員に渡された非常用の乾燥米が開封できないまま置かれていたという。ブラジル人ホームレスも出てきているが、このような無慈悲な事件を思い出しては、二度と起こらないよう対策を整えて欲しいと願うばかりだ。
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 雨が続いたサンパウロ市もようやく厳しい陽射しが肌を差し、本格的な夏到来の先週末、一読者が茗荷を編集部に持ってきてくれた。そうめんの薬味や冷奴の薬味、天ぷらにいい。茗荷には、「物忘れが激しくなる」という俗説がある。民話「茗荷宿」から知られるようになったが、その由来は、自分の名前を覚えられない男がお釈迦さまの弟子におり、死ぬまで覚えられなかった。死後、その墓から生えていたのがそうで「名を荷(にな)って苦労した」ことにちなんだとか。 
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 「紙飛行機で遊んで下さい」―。日本航空(JAL)から顧客に対し、「一年の感謝を込め」て昨年末に送られてきたのは何と、JALオリジナル紙飛行機の折り方。年に二回は日伯間を往復するグローバル会員の男性、「会員は年配の日本人が多いだろうし、紙飛行機の折り方を教えてもらって嬉しいものか…」と苦笑い。ご丁寧に「部屋の中で飛ばす時は周囲のものを壊さないように」との注意書きも。童心にかえり、オフィスで飛ばした人もいる!?

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