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東西南北

2006年3月15日(水)

 郵便局CPI(議会調査委員会)は、下院本会議の表決で裏金の受領はなかったとみなされた議員らを脱税と選挙法違反で検察庁に告発する方針を固めた。一方、レベロ下院議長は、議員権はく奪表決の公開投票での実施を各党リーダーと検討し始めた。公開投票への変更は憲法改正を伴い、改正には四分の三の票(三〇八票)が必要。
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 石油庁は、三月四日から十日までの間にアルコールのスタンド販売平均価格がサンパウロ州で四・七五%上昇、一リットル当たり一・七八六レアルになったと発表。価格高騰を受けて大サンパウロ市圏では、消費量が十五日間に二三%減少した。ガソリンの平均価格はサンパウロ州で一リットル当たり二・四七三レアル。
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 サンパウロ総合大学ブタンタンキャンパスで三日午後十一時ごろ、スポーツセンター付近を歩いていた女子学生(22)が黒人とみられる青年に暴行された。大学構内の寮に住んでいた被害者は警備員らに助けを求めたが、きちんとした応対を受けず、同じ話を六人の警備員にしなければならなかった。同キャンパスでは四年前にも七人の学生が暴行の被害に遭っている。
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 中央銀行は、ブラジル居住者が十二月三十一日現在海外に所有する一〇万ドル以上の資産や預金、資金運用、投資事業などの申告を受け付けている。締め切りは五月三十一日まで、申告はインターネットで行う。違反者は、一二万五〇〇〇レアル以下の罰金。二〇〇五年は一万一千二百人が申告し、〇四年末で総額九三二億ドルも海外資産があった。海外に居住するブラジル人の海外資産については、まだ海外居住と申告義務の定義に関する法整備を検討中。

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