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2006年3月17日(金)

 「こどものその」の井口信理事長(サンパウロ州財務局政務次官)は出張続きで、同団体関係者が連絡をとるのも大変だという。アウキミン知事がPSDB公認の大統領候補に選ばれため、選挙を視野に入れた動きが活発化してきているようだ。同知事の身近な日系人といえば、古川長刑務長官や故マリオ・コーバス知事時代の財務長官、中野慶昭氏(ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団教授)などが考えられる。選挙でどんな役割を演じるのだろう?
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 鳥取県人会総会は、通常より遅らせての開催となった。というのも、昨年十一月二十日に同センター十周年・県費留学生四十周年式典をした一週間後、二十八日深夜、会計理事の大家リカルドさんが自宅前で強盗に襲われて拳銃で背中を撃たれ、サンタクルース病院に三カ月も入院していたからだという。ウイリアム・ウー市議の誕生日に出席した帰りだった。会の重責を担う同理事の回復をまって開催しようとの配慮だった。すでに自宅療養しているが、総会への出席はかなわなかった。
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 沖縄で黄イッペーの花が見ごろを迎えている。「本家」のブラジルでは六月ごろだが、反対側の日本では今の季節が見ごろなのだとか。琉球新報が伝える、地元の人の声「毎年イペーの花を見てうりずん(初夏)到来を知る」。戦後に持ち込まれたという、沖縄のイッペー。半世紀が過ぎ、沖縄でも季節を感じさせる存在になっているようだ。

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