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3県合同屋台まつり=郷土の味をリベルダーデで

2006年3月28日(火)

 愛知、和歌山、大分の三県人会による「屋台まつり」が四月二日、リベルダーデ区のブラジル愛知県人会館(Rua Santa Luzia,74)で開かれる。
 当日は愛知の味噌串カツ(鶏、牛肉)、和歌山の関西風お好み焼、大分からはだんご汁、トリ飯など、郷土の味が用意される。
 「桜えびと青海苔を日本から取り寄せ、本格的な味を目指して準備しています」と、屋台まつり初参加、和歌山県人会の木原好規会長は関西風お好み焼きにかける意気込みを語る。他の具はイカ、ベーコン、天かす、ながいも、紅しょうがなどだ。
 この祭りの創始者、愛知県人会の林アンドレ会長は「もっと若者に参加してもらう機会を作ろうと思って」と始めた動機を振り返る。自慢の味噌串カツに関しても、「八丁味噌はこちらでは手に入らない。できるだけ似た味を再現するのが難しい」と工夫をこらしているという。
 大分県からは、だんご汁。伊東信比古理事によれば「小麦粉を自分たちで丹精こめて練り、四十分ほど寝かすのがコツ」だそう。
 「ちょっとずつ全部食べてもらいたい」と愛知の次期会長、伊藤アンテノールさんは期待を表した。
 祭りは午前十時半から午後三時まで。味噌串カツ(鶏、牛肉)は二レアル、関西風お好み焼は五レアルから、だんご汁は三レアルで販売される。
 会場ではビールや清涼飲料、甘いものも準備。関係者は家族、友人そろっての来場を呼びかけている。

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