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舟橋元会長の胸像除幕=北海道協会、芳江夫人招いて

2006年4月4日(火)

 会館建設(北海道交流センター、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区)に大きな貢献を果たしたとして、ブラジル北海道協会(大橋晥吾会長)が舟橋喜市元会長(故人)の胸像を設置し、除幕式が二日午前、同センターに開かれた。
 会館の現在地は、ペーニャ製紙が約二十五万ドルを融資して購入した土地。舟橋元会長は当時、同社の経営審議会会長の職にあり、同協会との橋渡し役も担った。会館建設に当たって、北海道での資金集めに奔走した。
 負債の返済について、北海道協会が胸像をつくる代わりに、半額は免除してもらうとことになった。リッファを販売するなどして寄付金を募り、昨年負債を完済した。
 この日には、妻の舟橋芳江さん(79、茨城県出身)ら親族が招待を受けて胸像設置を祝った。北海道日伯協会から、祝辞も届いた。
 親族を代表して挨拶に立った、舟橋芳雄ペーニャ製紙会長は同社の経営が順調であることを報告。その上で「叔父は道産子としての誇りを持ち、道庁を訪問するなどして会館建設に努力した。その一途な思いが、実を結んだ」と、故人を忍んだ。
 大橋会長は「舟橋氏がいたからこそ、立派な会館を持つことができた」と、功績を称えていた。

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