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基金に田村主幹が着任=「自分の足で回りたい」

2006年4月13日(木)

 国際交流基金サンパウロ日本文化センターにこのほど、先月帰国した阿部尚久主幹の後任として、田村大吾文化事業主幹が着任した。
 田村さんは東京都出身で現在三十歳。大学時代にポルトガル語を学び、ポルトガルに一年間留学した経験もあるという。赴任前は基金本部で映像出版関係の事業などに携わってきた。
 現在ブラジルで行われている翻訳・出版事業は文豪の作品などが中心。田村さんは「ポップカルチャーや現代作品、日本語、日本研究関係の書籍の出版にも力を入れていけたら」と語る。
 田中さんの赴任により、日本から駐在する基金職員は三名に。同センター全体では十四人になる。
 センターでは現在、二〇〇八年の日本移民百周年にともなって増加が予想される諸事業に対応するため、事務所体制の見直しを進めている。日本語、文化、日本研究など、部署間の横の連絡を取りながら事務所全体で事業にあたっていくという。
 初めての海外赴任だという田村さん。「いろいろな人と会う機会を活用して仕事につなげていきたい。本部ではデスク業務が中心だったので、ブラジルでは自分の足で回りたいと思います」と抱負を語った。

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