ホーム | 日系社会ニュース | 七夕祭り成功祈願=宮城県人会館で=中国の春節に劣らぬように

七夕祭り成功祈願=宮城県人会館で=中国の春節に劣らぬように

2006年4月18日(火)

 第二十八回宮城仙台七夕成功祈願祭が十五日午前、サンパウロ市リベルダーデ区の同県人会で開かれた。主催の同県人会やリベルダーデ文化福祉協会の役員ら約三十人が出席。サンパウロ市の冬の風物詩が、多くの人出で賑わうように祈った。中国の春節を祝うイベントが一月末に初めて実施され、大成功を収めた後だけに、関係者らは緊張感をつのらせていた。
 祈願祭は神道形式で営まれ、南米神宮の逢坂和男宮司が祭司を務めた。
 中沢宏一県人会会長は「諸先輩方が日本と交渉、ブラジルに七夕を導入してもうすぐ三十年になる。式の中で、歴史の重みを痛感した。会館が竣工して一年ちょっと。七夕祭りの拠点として、機能するよう知恵を絞っていきたい」と決意を新たにした。
 リベルダーデ商工会の福井ニュートン副会長は「中国の春節が、かなりの盛り上がりをみせた。日系人も、それに負けないくらいの飾り付けをして、存在感をみせなくてはなりません」と力強く語った。
 七夕祭りは今年七月一、二両日開かれ、計十万人以上の来場者数が見込まれている。

image_print