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「さむらいの日」印象づけ=日本館とサンパウロ市市議会で

2006年4月28日(金)

 二天武道研究所(岸川ジョージ代表)、ブラジル古武道連盟(岸川ジョージ会長)共催による「さむらいの日」(サンパウロ市制定)行事が、二十四日、イビラプエラ公園内日本館とサンパウロ市議会で行われた。古武道に興味を持つ人たちが、週日にもかかわらず、会場につめかけ、盛況だった。
 午後二時、日本館には七十人のファン。サンパウロ州奥地、マリンガ、カンブイ(ミナス)からも遠路を厭わずやってきた。鎧、兜をそれぞれ着用した二天武道研究所幹部、ジルベルト・ヴィエイラさん(フロリアノポリス)とアキラ・ニシザカさん(ブラジリア)が、池のへりで剣を取って立ち会い、注目された。
 デモンストラソンで披露された「術」は、剣術(二天一流、霞神道流)、十手(二角流)、鎖鎌(一心流)、杖道(神道夢想流)、杖術(水鴎流)、居合(水鴎流)、薙刀(水鴎流)。
 午後七時半、サンパウロ市議会の「さむらいの日」オメナージェンには、二百人余りが出席した。杉本麗名副領事、上原幸啓文協会長、ミゲル・アウレリオサンパウロ市市議、ウエンゼル・ボン古武道連盟副会長ほか、イビウーナ、グアルリョスの日系市議、さらに滞聖中のフランス警察機関「RAID」の関係者も顔を見せた。ウイリアン・ウー市議が「さむらいの日には武士道精神を思いおこして、施政にあたろう」と演説。
 岸川代表には誕生日を祝う儀式があり、古武道の普及特別功労賞が市議会から贈られた。

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