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今年もYOSAKOIの季節に=参加グループを募集中

2006年5月3日(水)

 ブラジルYOSAKOIソーラン祭り実行委員会(浜崎マルセリーノ実行委員長)は、「第四回ブラジルYOSAKOIソーラン祭り」を来る七月三十日、「ビア・フンシャル」(ヴィラ・オリンピア区、フンシャル街65番)で開催する。現在、参加グループの募集を受け付けている。
 今年も、正午と午後五時の二部公演、全チームがそれぞれに参加する。アダルト(十五歳以上)とジュベニール(十五歳未満)部門の二つに分かれ、部門別に優勝(三千レアル)、準優勝(二千レアル)、三位(千レアル)が選ばれる。審査員は彫刻家の豊田豊氏、画家の若林和男氏、他プロダンス、クラシック、写真家ら。また、全グループの中からのグランプリには、八千レアルが贈られる。
 参加グループは、音楽に「ソーラン節」のメロディを含め、鳴子を持って舞踏することが義務付けられている。
 今年は、昨年度グランプリの「グループ・サンセイ」や「SOHO」、「ユバ・バレエ」、「イシン・YOSAKOIソーラングループ」、「バストス婦人会」など前回参加グループ(十八)に加え、新たなグループの参加も見込まれている。
 「YOSAKOIソーラン祭り」とは、北海道の伝統民謡「ソーラン節」と高知の「よさこい節」を組み合せた新しい踊りだ。
 日本では十五年前に始まり、「YOSAKOIソーラン祭り」と名付けられ、情熱的な歌と踊りは誰もが参加できる新しいタイプの祭りとして、近年ブラジルでも注目されるようになった。
 ブラジル社会を活性化するには、「まさにこれだ!と思った」と四年前に立ち上がった「YOSAKOIソーラン祭り組織委員会」の飯島秀昭委員長(55)は語る。
 あくまで小規模で、次へのステップにしようとして行なった「第一回YOSAKOIソーラン祭り」では、想像以上の反響があり、第二回目には参加チームが倍増した。毎年着実に参加人数が増えている状況に、飯島さんは「YOSAKOIは完全に市民権を取りつつある。ブラジル社会に貢献できるようなイベントになって欲しい」と期待を込める。
 今後、日本の「YOSAKOI」のように山車を使って路上で披露する可能性について聞くと、「近い将来、夏のカーニバル、冬のYOSAKOIとしてブラジルにも定着してくれたら嬉しいものだね」と笑顔を見せた。
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 【第四回YOSAKOIソーラン祭り】=申し込み期間は、五月十五日から六月二十五日まで。今年の参加グループは、四十組までと限定され、集まり次第打ち切りする。参加申請書また他必要書類等は、ブラジルよさこい実行委員会ホームページ(www.yosakoisoran.com.br)で入手可。参加費無料。
 同実行委員会では、開催にあたりスポンサーも募集している。現時点では、蒼鳳(SOHO)、ブラジル銀行、ウェーラ社が参加する予定。

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