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東西南北

2006年5月13日(土)

 英国のエコノミスト紙は「萎縮するブラジル」「ベネズエラに馬鹿にされたブラジル」などと題し、「ブラジルは対応を誤った」とブラジル・ベネズエラの外交関係を報じた。BBCは「これからも危なっかしい南米のリーダー」とルーラ政権を評した。マイアミ・ヘラルドがチャベスに対抗できるのはペルーのガルシア氏ぐらいだと報じた。もしもガルシア氏がペルー大統領に選出されるなら、チリやコロンビアとともに反チャベス連合を結成し、新しい南米のリーダーとして台頭するとみている。
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 PMDB大統領候補予定者の一人ガロチーニョ氏は十一日、疑惑に対する釈明をヴェージャ誌とグローボ紙に掲載する権利を認める仮処分を裁判所から得たため、十一日間続いた断食を終了。体重は六・二キロ減り八四キロに。
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 サンパウロ州リオ・クラーロ市の警察は、二〇〇四年以降同市の教会や美術館から盗まれていた聖像など古美術品二〇〇点を容疑者の青年(26)の別荘で押収し、十日に公開した。盗品の一つがサンパウロ市で競売にかけられたことが手がかりとなった。
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 サンパウロ市北部ジャルジン・フィーリョス・ダ・テーラ区で十日夜、十二歳の少年がバイクに乗った二人組の男に顔を撃たれて殺害された。犯行動機は十一日時点で不明。
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 サンパウロ州地方裁判所は、嫉妬に狂い、元恋人の弁護士の通話を盗聴していた疑いがあるとして女性判事の調査を開始した。電話会社が盗聴申請の理由に疑問を抱き、監察局へ告発。同判事は、銃器不法所持で起訴された同弁護士の父親に下した判決やその他数々の告発を受けており、それらについても調査が行われる。

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