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秋の味覚に魅せられて=ピエダーデ=富有柿祭りに5万人

2006年5月23日(火)

 第六回目を迎えたサンパウロ近郊の名物イベント「ピエダーデ富有柿祭り」が十九日から二十一日までの三日間にわたり、ピエダーデ文化体育協会会館を中心に開かれた。同市の市制百六十六年記念公式行事として実施された同祭り。深まる秋の味覚に魅せられ、期間中は約五万人が来場するにぎわいを見せた。
 初日の十九日午後三時半から、文協会館前でイナウグラソンが行われた。小川彰夫文協副会長、尾西貞夫援協副会長、羽藤ジョージサンパウロ市議、飯星ワルテル前ジャバクアラ区長、与那嶺真次・ウィリアン・ウーサンパウロ市議補佐官、森エリオ・スドエステ日伯文化体育連合会会長ら多数の来賓がかけつけた。
 地元からは、ジョゼー・タデウ・デ・レゼンデ市長夫妻をはじめ市役所高官および市議、同市の榎本敏郎イベント委員長、柿生産者協会役員、会員ら多数が出席した。
 ピエダーデ文体協の益田照夫会長は、「今回は文協主催、後援の柿生産者協会、ピエダーデ市が一体となって市制百六十六年を祝賀しての柿祭りです。今年も変わらずご支援下さった各方面の方々に厚くお礼を申し上げます」とあいさつ。
 レゼンデ市長は「市制記念行事としての富有柿祭りは我が市の誇り。日系農業者の貢献に深く敬意を表したい」と述べ、同祭典の開催を祝福した。
 生産直売所では三千三百箱(八個入り)の柿を売り尽くす盛況ぶり。ピエダーデの富有柿の人気を見せ、地元の長年にわたる「一村一品」運動の稔りを告げた。
 なお、富有柿品評会では浜口シゲトさんの柿が優勝。昨年に引き続いて浜口家が栄冠に輝いた。

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