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「沖縄の音」に酔いしれる=民謡コン、若い世代の活躍顕著

2006年5月25日(木)

 沖縄県人会(与儀昭雄会長)主催の第三十一回琉球民謡コンクール大会が、二十一日、同会館大サロンで開催された。
 過去最高の約百三十名が参加し、午後二時から十時頃に及ぶ熱戦を繰り広げた。参加者は日頃鍛えた自慢ののどを競い合い、来場者は「沖縄の音」に酔いしれた。
 三世、四世の若い世代の活躍が目立った。「新人の部」優勝は大城ビクトル君(14)、見事「グランプリの部」優勝の栄光に輝いたのも三世の十九歳、神谷ラファエルさんだ。
 「彼らのような日本語が分からない若い世代が、沖縄民謡を通して日本や沖縄の文化に興味を持ってくれるのは、とても嬉しいことです」―与儀会長は一世が築き上げた沖縄文化の頼もしい伝承者の存在に満足気だ。
 「来年もぜひ大勢の方に沖縄の音を楽しみに足を運んで頂きたいですね。そして民謡をやったことがない人も、是非チャレンジして欲しいです。年齢や経験は関係ないですよ」そう語る与儀会長は、これからも沖縄文化の普及に力を入れていきたい意向だ。
 当日は協和婦人会お手製の「沖縄そば」が販売され、来場者は「沖縄の母の味」に舌鼓を打った。
 以下は各部門の優勝者。 「グランプリの部」神谷ラファエル、「最高の部」新垣タミ子、「優秀の部」知花広範、「新人の部」大城ビクトル。

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