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オカリナとギターの共演=日本から麻生さんが来伯

2006年6月8日(木)

 オカリナ奏者、麻生圭子さんがサンパウロ市で「オカリナとギターのジョイントコンサート」を公演するため三日来伯し、七日記者会見を行なった。
 同コンサートは国際交流基金サンパウロ日本文化センターが助成、レストラン新鳥が協賛。十日午後六時から「レストラン新鳥」(Al.Campinas,600)で、十一日午前十一時から、国際交流基金サンパウロ日本文化センター(Av.Paulista,37)で開かれる。両日とも無料。
 麻生さんは千葉県出身。武蔵野音楽大学器楽学科を卒業し、管楽器のフルートを専門とする。フルート歴は二十三年間、オカリナ歴は十年にのぼる。
 現在は、ヤマハ音楽教室で講師として活躍するかたわら、NPO(非営利組織)「碧の会」の代表理事として、老後施設や保育園、学校、病院などで公演活動を行なっている。
 滞在中は、サントス厚生ホームやスザノのイペランジャホーム、カンポス・ド・ジョルドンのさくらホームも訪問する予定。
 麻生さんは初めての来伯。コンサートでは、上を向いて歩こう、さくら、月の砂漠、ふるさとなど日本の曲から、ジョン・レノンのイマジン、ボサノバのイパネマの娘など幅広く演奏する。
 オカリナとギターという組み合わせについて麻生さんは「日本でもギターと合奏しています」と自信を持っての返答。「今回の公演がきっかけでオカリナがここブラジルでも普及してくれたら」と期待を表した。
 カミーロ・カハラさんは、サンパウロ州立大学の音楽学部を卒業し、現在、サンパウロ州立交響楽団(OSESP)やサンパウロ市立交響楽団(OSM)などとも共演をするギター奏者。
 クラシックもポピュラー音楽も巧みにこなし、二〇〇四年には、日本の二十四曲をギターソロにアレンジしたソロアルバム「日の出の唄」(Cancao so Sol Nascente)も売り出している。
 麻生さんは十一日のコンサートが終わった同日に帰国予定。
     ◎
【オカリナとギターのジョイントコンサート】レストラン新鳥は予約・確認が必要。電話(11・3283・2455)または電子メール(shintori@shintori.com.br)で。
 国際交流基金サンパウロ日本文化センター(11・3141・0110)は先着順となる。

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