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歴代会長が再びお目見え=秋田県人会で写真の除幕式

2006年6月15日(木)

 ブラジル秋田県人会(石川準二会長)で十日、歴代会長写真の掲額除幕式が行なわれ、同県人会関係者、歴代会長及び親族約四十人が集まった。
 秋田県人会は、一九九〇年にリベルダーデ区から現在地のヴィラ・マリアーナ区に移転。以前の会館には歴代会長の写真が飾られていたが、同会館は天井が低く作られているため同じものを飾るスペースが無かった。
 しかし今回、同県人会監事を務める戸澤修二さんが「秋田県人会にも歴代会長の写真が無いのはおかしいのでは」と指摘したことにより、十七枚の写真と額のサイズを変え飾られることになった。
 十九代にわたる同県人会の歴代会長は、蛭田徳弥、三浦金治、石川久助、米谷信一、宮田金一郎、米谷貞四郎、三浦貞一、佐藤永多良、宮田兼雄、奥村保蔵(以上故人)、深井芳朗、進藤次男、本間慶次、清橋武司、川合昭、桜庭喜太郎(敬称略)。石川準二現会長を含め十七人に上る。
 小松雹玄副会長の司会によって進行された除幕式は、先没者への一分間の黙祷に始まり、石川会長があいさつ。「秋田県人会がこうして今あるのも、親睦や和といった秋田県人の精神の賜物」と述べた。
 つづいて、進藤次男事務局長が歴代会長を紹介。除幕、桜庭顧問の代表あいさつの後、昼食会が行なわれた。
 除幕式を訪れた故宮田金一郎・三代目会長の孫カリーナさん(29)は「今日会場に集まった人たちの話し方や食べ方をみているとおじいちゃんを思い出す」と話していた。

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