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今日にも結論発表?=竹中大臣の来伯情報も=デジタルTV

2006年6月21日(水)

 【既報関連】本日二十一日にも結論発表か――。来伯している使節団はこの十九日、月曜から首都ブラジリアで閣僚委員会と協議を終日の協議を重ねており、早ければ最終日の二十一日にも結論が公表される可能性ができた。
 総務省、経済産業省、外務省の課長レベルを中心に、ソニーや東芝などの民間企業の加わった十五人の使節団は終日、合意に向けての詰めの調整を重ねている。日本側はここで〃確証〃を得たいところ。でないと今月中の調印に日本からの大臣が出席することは難しくなる。
 万が一、ルーラ大統領の決断が遅れているうちに再選出馬を表明すると、大きなプロジェクトの発表や調印などが選挙運動の一環とみなされて禁止される期間に入ってしまうため、今月中がタイミング的には大詰めとなるよう。これを外すと決断は選挙後になる公算が高まり、その分、欧州勢の巻き返しがより強くなるとの観測も流れている。
 ブラジル政府の大臣クラスが組織する閣僚委員会は日本方式で固まっていると伯字紙は繰り返し報じているが、二十日正午現在、在ブラジリア日本国大使館は「最後の判断はいまだ大統領に委ねられている状況」との認識を繰り返す。
 一方、日本経済新聞は十八日付けで「地上デジタル放送、ブラジルが日本方式採用」とし、月内に大統領発表との見通しを報じた。さらに東京筋によれば、竹中平蔵総務大臣(和歌山県出身)が二十九日訪伯に向けたスケジュール調整に入ったとの未確認情報も流れている。

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