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桜庭さんの米寿祝う=秋田民謡で盛り上げ

2006年6月23日(金)

 米寿を迎えた桜庭喜太郎さん(サンパウロ市)の記念祝賀会が、十七日午後六時からサンパウロ市リベルダーデのニッケイ・パラセホテルで開かれ、家族や民謡協会関係者、秋田県人会会員など約百人が集まり、盛大に祝った。
 桜庭さんはブラジル郷土民謡協会の会長として、長年にわたりブラジルでの日本民謡の普及に貢献。秋田県人会の副会長を六年、会長を二年歴任し、同会の運営にも手腕を発揮してきた。
 黄色のちゃんちゃんこを着て登場した桜庭さんは「今があるのは女房をはじめ家族のおかげです」と挨拶。「皆さんにこのように慕ってもらえて感謝しています。命尽きるまでお力をともにさせて頂きたい」と語ると、会場からは大きな拍手が送られた。
 誕生日の祝いの後、同協会会員が秋田民謡を披露、会場を盛り上げた。宴は十時ごろまで続き、参加者は日本食を囲んで会話に花を咲かせていた。
 星野幸次郎同協会副会長は「桜庭さんは人徳に溢れ、思いやりの深い人です。これからも健康に気をつけて活躍してほしいです」と語った。
 なお松尾治県連会長や下元八郎元サンパウロ州議、桜庭さんと義兄弟にあたる菊地義治援協副会長らも列席。祝辞を述べた。

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