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「信ずるところへ進め」=堀村大使帰国送別会=100年祭成功に期待

2006年6月24日(土)

 堀村隆彦特命全権大使が来月一日付けで帰国令が出されたことを受け、日系諸団体は二十一日夜、文協ビル貴賓室で送別会を開き、百人を超える来賓や関係者が別れを惜しんだ。
 上原幸啓文協会長は、「コロニアに胸襟を開いてくれ、親しみ深い大使像を作ってくれた」とし、「百周年までいて欲しかったが残念。時々はサンパウロの日系社会を思い出して欲しい」と共催日系三十二団体を代表し、送別の辞を述べた。
 堀村大使はサンパウロ総領事時代と合わせ四年半滞在したブラジル生活と外務省中南米局長時代を振り返り、「ブラジルは文字通り特別な国」と位置付け、九七年の天皇、皇后両陛下、〇四年の小泉首相来伯、昨年のルーラ大統領訪日などを特に印象深い出来事として挙げた。
 二年後に控えた百周年について、「日本政府の支援や要人来伯も多くあるなか、日系社会がいかに貢献するかを目に見える形にすることが必要」と助言、「自信を持って信ずるところに進んでほしい。成功を信じて疑いません」とこれからの二年に期待をかけた。
 「百周年は長い歴史の一コマ。これを機に日系社会内、対非日系社会、日伯間の一体感が一層密になれば」と強い思い入れを見せた言葉で締めくくった。
 出席者から拍手が送られるなか、上原会長が堀村大使にコロニアを代表する画家、間部学さんの作品を記念品として贈呈した。
 酒井清一援協会長の乾杯の音頭でパーティーが催され、堀村大使は多くの人と握手を交わし、最後の交流を笑顔で楽しんでいた。
 堀村大使が総領事時代に文協会長だった山内淳さんは、「天皇・皇后両陛下が来伯されたおり、雨天のためヘリコプターが用意されたが、『沿道で待っている移住者の方がいるから』と車両での移動を決めた判断は素晴らしかった」とコロニアに対する思いやりあふれるエピソードを披露した。

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