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「禅」と「剣」を知る=二天道場、禅僧孤圓師迎える

2006年6月24日(土)

 二天武道研究所(岸川ジョージ主宰)は、十二日午後七時から九時まで、アナ・ローザ道場で、禅宗の尼僧・孤圓師を招き講演会「禅と剣」を催した。二天会員と一般の人たちおよそ八十人が聴講した。
 孤圓師と二天武道研究所の縁は長く、深い。禅と剣の「精神面」を比較し、自身の禅僧としての、日本における修行などについて語った。岸川主宰は、禅を学ぶことは自身が主唱する「剣能力開発」(剣を学ぶことによって、対人関係の良好化やビジネス能力が増進される、と説く)の一環であることを改めて強調した。
 講演後、アデバウ二天武道研究所サンジョゼ・ド・リオ・プレト道場責任者とアキラ・ニシザカ同ブラジリア責任者による二天一流(宮本武蔵が立てた剣の流派)の演武が行われ、そのあと参加者による、道場の床で組む座禅に移った。座禅は四十五分間。参加者たちは忍耐の必要な時間を体験した。

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