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古武道を指導=二天、北東伯でも

2006年7月7日(金)

 ブラジル古武道連盟の岸川ジョージ会長(二天武道研究所主宰、二天一流免許皆伝)は、去る六月二十三日から二十六日まで、ウエンゼル・ボーン副会長を伴い、フォルタレーザ、レシーフェで古武道セミナーを主催した。
 二十三日、二十四日はフォルタレーザのATCクラブで六十人の受講者を対象に、二天一流の剣術を中心に二天一流の棒術、ほか他流の十手、杖術、居合、鎖鎌など広範囲に古武道文化を説き、実技を行った。受講者は七歳から六十歳くらいまでの非日系人だった。「日本文化にふれようという態度は真摯だ」と三日午後、岸川会長が語った。
 レシフェでは、テレジーナ、ナタールの二天武道研究所支部からも参加があり、受講者はおよそ二十人。防具をつけ、実戦風に実技を教えた。岸川会長は、非日系人に対しても「指導は、かつてサガ道場でやっていたように、葉隠の精神(佐賀鍋島藩士の山本常朝の談話。武士道は忠節、尚武の倫理観で貫かれるべき、と教える)で、きびしく臨んでいる」という。
 レシフェ会場は、日本人・長井忠雄さんの柔道道場だった。長井さんは三十六年前、サンパウロ市から転住し柔道を教えている。

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