ホーム | 日系社会ニュース | 認定証、嬉しい!=日語教師たちにセンター手渡す

認定証、嬉しい!=日語教師たちにセンター手渡す

2006年7月28日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は、一定の技術を習得している日本語教師に対して、日本語教師認定証を発行。二十二日、同センターで授与式を行った。遠くはミナス州から二人、パラナ州カスカベルからの受証者も迎えて、総勢六十四人が認定証を受けとった。
 授与式には、武田幸子在サンパウロ総領事館副領事、野末雅彦JICAサンパウロ支所次長、関根隆範文協副会長、有北ジョージ・日伯文化連盟副会長らが来賓として参加。
 谷理事長は、認定証授与に至るまでの経緯、認定条件を説明し、「日本語教師は世の中の必要性をもって生まれてきた仕事。誇りを持って、子供たちと一緒に成長しながら、やっていってほしい」と激励を贈った。
 金城澄子さん(東洋文化学院校長)は受証者を代表して、教師としての公的な資格がないために労働法に基づく保証が受けられない、教師研修生を呼べないなどのこれまでの不都合を訴え、「この認定証はこれから後に続く人のためにも本当にありがたい」と述べた。
 十五日に教師養成講座を修了したばかりの小松有美さんは、「日本語の文法や日本文学については大学で勉強しました。実際に教えるために、教授法を習いたくて養成講座に参加したんです」と話し、「これからがんばります」と認定証を手に満面の笑み。サンパウロ大学で日本語コースを選択。今年十二月に教師として本格的に仕事を始める。
 認定証の授与対象者は二百五十人以上。来年一月にも授与式が行われる予定だ。

image_print