ブラジル三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ証券会社共催の「CDM(クリーン開発メカニズム)セミナー――最近の動向と具体的事例――」が二十五日午後四時から、サンパウロ市インテルコンチネンタルホテルで開催され、同証券クリーンエネルギーファイナンス委員会のファビアーナ・ロドリゲス氏が講演を行った。講演は英語で行われ、日系企業の代表者など約四十人が聴講した。
同氏は「日本政府や日本企業が京都議定書の約束期間を二年後に控え、温室効果ガスの排出権買取の動きを強めている」と指摘し、CDMの仕組みや同マーケットの最近の動向などを紹介した。
講演後は出席者が熱心に質問をする場面もみられ、環境ビジネスへの関心の高さがうかがわれた。
同銀行営業部の橋本正剛さんは「今回は初めてのセミナー。今後は日本語で講演を行うなどしたい」と語った。
サンパウロ市でCDMセミナー=企業代表ら40人参加
2006年7月29日付け