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2被告に禁固29年=日系洗濯店主殺害事件で=サンパウロ市

2006年9月1日付け

 二〇〇三年十月、サンパウロ市サウーデ区で洗濯店を経営するアルレッテ・チヨミ・ナカツさん(当時41歳)が殺害された事件で、サンパウロ市第一裁判所は三十日、実行犯として逮捕・起訴された二人の被告に禁固二十九年の判決を言い渡した。三十日付けエスタード紙インターネット版が伝えている。
 判決を受けたのは、被害者の洗濯店元従業員のルシエウド・バルボーザ・コンラッドとロニルド・ソアレス・ダ・ルス被告。二人は〇三年十月三十日夕刻、ナカツさん宅に侵入、現金八百レアルを奪い、ナカツさんを暴行した上、喉を切って殺害した事件の容疑者として同年十一月に逮捕された。
 判決にあたり裁判官は被告の犯行を「残虐であり、許されないもの」として、禁固二十九年の判決を言い渡した。
 同事件では、夫のセルジオ・アキヒロ・ナカツ容疑者が被告に殺害を依頼したとして同年十二月に逮捕、起訴された。現在、州高等裁判所に上訴している。

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