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寿司や刺身にあわせせた=白ワイン、ブラジル入り

2006年9月2日付け

 「寿司、刺身に合わせたワインを作りました」。スペインに本社を持ち、すでに百二十カ国以上で事業を展開しているワイン会社「フレイシェネット」が、日本食に合わせるためのワイン「OROYA」をブラジルで紹介している。
 「日本食が世界に広まり、ワインの好きな人も食べる時代。日本食に合うワインを作りたかった」。
 わさびやショウガ独特の風味をくずすことのない軽さ。アルコールは十二・八%と低く抑え、フレッシュ感のある白ワイン「OROYA」。特徴はその酸味にあり、後味がなく口に残らない。
 「OROYA」はスペインで日本人により研究、製造が行われ、〇五年から販売が開始された。その語源は人や物を運ぶために、古くから日本で使われていた駕籠(かご)。ある場所から他の場所へと移動することから、「日本食の東洋と、ワインの西洋をつなぐ」という思いを込めてつけられた。
 すでにスペインをはじめ、日本、ドイツ、アメリカ、イタリア、フランス、中国、韓国など二十カ国以上で展開している。ブラジルに紹介されるのは今回が初めて。八月十日に陸揚げされ、国内の日本食レストランに置かれることになる。詳細については取り扱い会社「善大」まで(www.zendai.com.br)。

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