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カザロン・ド・シャ陶芸展=モジ歴史博物館で21日から

2006年9月19日付け

 モジ市のプロフェソーラ・ギオマール・ピニェイロ・フランコ歴史博物館(Museu Historico Professora Guiomar Pinheiro Franco)で二十一日から二十三日まで、カザロン・ド・シャ陶芸工房の作品展(Exposicao Arte em Ceramica)が開かれる。
 同市コクエラ区にある連邦政府文化財の元製茶工場「カザロン・ド・シャ」の保存運動の一環として開かれるもの。カザロン・ド・シャ協会(中谷哲昇会長)が主催する。
 陶芸工房は四年前に、文化活動を通じてカザロンの保存を進めようとの取り組みから建物の近接地に開かれた。現在では約十人が陶芸に取り組んでいる。
 今回の作品展はモジ市が会場費用を負担した。期間中、壺や実用品、装飾品など約百十展の作品が展示される。
 カザロン修復プロジェクトは、連邦文化省の助成を受け、今年五月に第一期工事が終了。工事費用の不足分はモジ市が支援した。現在文化省に第二、三期工事に向けた申請を行っているところだ。
 陶芸工房の月謝の一部も会の活動資金にあてられているという。中谷会長は「できれば毎年続けたいと考えています。ぜひ作品を見てもらいたい」と来場を呼びかけた。
 開場時間は午前九時から正午、午後二時から六時。二十一日午後七時から会場でイナウグラソンが行われる。

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