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「人間作り」めざして=ツパンで汎パ幼少年お話大会

2006年9月30日付け

 汎パウリスタ文化連合会(河崎ロベルト会長)主催の「第三十九回汎パウリスタ幼少年お話大会」が二十四日、ツパン文化体育協会会館で開催された。パウリスタ線およびツパン市近隣の日本語学校から参加した七十六人の生徒たちが、懐かしい童話や自作の物語を語った。
 参加校は、バストス・バンビ日本語学校、マリリア日本語モデル校、サンジョゼ・ド・リオプレット「さくら学園」、アダマンチーナ日本語学校、バストス文協日本語学校、ツパン日本語学校、ポンペイア日本語学校の七校。
 同大会は、参加者たちが自分の作文を中心とした作品や童話を共通語で披露するもの。この機会に日本語のイントネーションやアクセントの違いを意識してもらおうと実施されている。日本語を学ぶ生徒たちにとって、楽しく学ぶことができる場となっているようだ。
 審査委員長を務めた佐藤吉洸ブラジル日本語センター副理事長は、「このお話大会の最終目標は『人間作り』である。ブラジルを愛し、日系人として誇りをもった人が育っていると感じる」と感想を話していた。
 カテゴリー別優勝者は次のとおり。
 【一九八八年以降生まれ】=平井誠「オムレツ作り」(バストス文協日本語学校)。【八九~九一年生まれ】=岩沢寿恵利「友情」(バストス・バンビ日本語学校)。【九二~九三年生まれ】=渡辺マリーザ「言葉の力」(バストス・バンビ日本語学校)。【九四~九五年生まれ】=喜屋武美樹「エープリルフール」(ツパン日本語学校)。【九六~九七年生まれ】=長谷川友真佐「お金をたくさん拾ったら」(ツパン日本語学校)。【九八~九九年生まれ】=太郎田君江「ももたろうPart1」(バストス・バンビ日本語学校)。【〇〇年以降生まれ】=共田ユキアーネ「私の家族」(バストス・バンビ日本語学校)。

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