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「デカセギ子女の言葉学習」=ISECが円卓討論会

2006年10月12日付け

 ISEC(文化教育連帯協会)は、二十二日、文協ビル貴賓室で「日本在住の幼少年を対象とした日本語とポルトガル語の学習」に関するメーザ・レドンダ(円卓討論)を行う。同日午前九時から「日本語学習について」、午後二時から「ポ語学習について」。
 世話人の杉浦マルコス弘幸・構え学園教師、藤永カルロス英明・心理学士の説明によれば、「日本在住のデカセギ子女に(教育上の)問題があることはわかっている。そこで、具体的にどんな問題があるか、それをどう解決していくか、講演と質疑応答を通じてさぐっていきたい」。
 日本語の基調講演は、キクチ・ワタルUSP教授ら三人。メーザには日本で日系人子女教育を体験した人たちについてもらい、質疑応答、意見発表をうながすという。杉浦さんらは「たとえば、デカセギに行く孫を持っている人も、ぜひ聴講してほしい」と呼びかけた。
 討論の聴講は無料。だれでも入場できる。催しへの協力はブラジル日本文化協会、CIATE(国外労働者情報援護センター)。

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